Interview02【平松 久実】

スマイルクリエイター」の肩書きに相応しく
『しずくいろ』として笑顔の輪を広げる平松久実さん。
DAOの元気印「しずくちゃん流」のマインドを公開します!

キーワード

美容は手段

気がつけば、
おばあちゃんがいつもそばに

現在は、大阪市内に住んでいますが、子供の頃は、4世代で同居していました。曽祖母はいつも一緒にいましたし、祖母の友人とカラオケに行ったりもしていましたね。
身近に高齢者がいることは、とても自然なことでした。このような経験が、現在の仕事の土台となっているのかもしれません。

美容が導く「キレイ」の先に

短期大学で介護福祉士資格の勉強をしました。
学生時代に、実習先で一人の方を受け持ったのです。

その方は認知症により感情のコントロールが難しくなっていました。
些細なことで怒ってしまい、施設内で孤立していたのです。それでも、鏡をのぞき込んで手櫛で髪を整えたり、自分でお化粧をする姿は印象的でした。

そこで、集団でのメイクレッスンを企画したところ、これが奏功して!!
激しく感情をぶつけることがなくなり、笑顔で他の入居者さまと交流できるようになったのです。
このとき実体験として学んだ「美容がもたらす効果」が、今の『しずくいろ』につながる原点です。

人のいいところを見つけるのが得意

現在は、個人事業『しずくいろ』として介護美容に取り組んでいます。ですが、一人ではないのです。

というのも、私の性格として、楽観的な点に加えて、人が得意なことや、その人のいいところを見つけることが得意な点も挙げられます。悪いところを見るよりも、常にいいところを見つけよう、と接していただけなのですが、お互いの苦手を補い、協力し合えるチームができていました

ただし、私にリーダーシップがあるから、などとは思ってはいませんし、私は計画的に物事を進めるのが苦手です。苦手なところは、いつもチームメンバーに助けられています。

笑う門には福来たる、と信じています

笑顔」は、私のキーワードです。
自然と笑顔にもなるし、意識的にも笑顔でいるように心がけていますから。
常に笑顔で明るく生きることが、人生を楽しむことだと考えています。

自分が心からワクワクするか否か、が物事の判断基準です。心から楽しめているかな、どうかなと自問し、少しでも楽しめていない自分がいれば、その場を離れたり、同じことをすることはありません。

「心に従う」が、私のモットーです。そうすると、自然といい方向に向かうことが多いのです。

「美容は手段」。
全国の介護業界を、
よりよい環境に。

熱しやすく冷めやすい私が唯一、9年間も続けられたのが、もみほぐしやエステなどのリラクセーションの仕事でした。事務職やアパレル業、工場勤務などを経験しましたが、「美容」が私には合っていたのでしょう。

前述のように、美容はキレイになることだけが目的ではないのです。

美容は一つの「手段」です。
最終的な目標は、介護美容が広がることで、全国的な介護業界全体のイメージアップや介護環境を改善すること。介護を受ける方はもちろん、介護職として働く人たちの環境の改善も含みます。同様に、課題を抱えて困っている施設のサポートなどもしていきたいですね。

迷っているときには

介護美容セラピストとして活動したい、それでも迷っている方へ。

やった後悔よりも、やらない後悔が大きい」と、よく言われますが、私もそう思います。やってみて、わからなければ、その道の先駆者に聞いてみればいいのですから。そんな環境がDAOには整っています。

大切なご家族さまや入居者さまへのサービスとして、美容ケアが気になる、という方々には、まず、説明を聞いていただきたいと思っています。そして、一度体験していただきたいのです。
正直なところ、反応は未知数です。合う方もいれば、合わない方もいます。しかし、驚くくらいの変化が見られることもあるのです。一度お試しいただければと思います。

平松 久実
Hiramatsu Kumi

  • しずくいろ代表
  • 介護美容コミュニティ DAO運営
  • 保有資格:介護福祉士
  • 活動地域:大阪府

  記事執筆        
刈茅志保(かるかやしほ)
Instagramはこちら 

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